はいさいぐすーよー♪
ガイドのまさしです。
今日は当店でよく使用するマイラ川の魅力に迫りたいと思います。
場所は大原港から約10分。
近くにはサキシマスオウノキ群落や古き良き集落があります。
マイラ川という川は漢字で書くと『前良川』。
おとなりの集落の古見の前にある良い川という名前がルーツらしいです。
ちなみに後ろには『後良川』でシイラ川という川もありますよ。
ここマイラ川は上流までのカヤック時間が約45分。
トレッキングは10分程度でひっそりたたずむ滝つぼがあります。
マングローブの種類も豊富で、オヒルギやメヒルギ、ヤエヤマヒルギなど定番のマングローブ群落が見られます。
時期にもよりますが、鳥の種類も豊富で、季節折々の野鳥に出会うこともできますよ。
満潮時間帯に行けば、ジャングルの奥まで水がひたひた。
そこで見られるコモレビもとってもきれいです。
カヤック中余裕があったら是非ご覧くださいね。
アダンの群落が見えてきたら、最後のラストスパート。
上流まで海水が入ってきますが、塩の濃度で川沿いの植物に変化が見られます。
アダンはあの有名漫画ワンピースの主人公、未来の海賊王ルフィが食べた悪魔の実のモデルでもあります。
今の時期は緑色の熟す前の実も見られますが、オレンジ色に熟すとゴムゴムの実そっくりになるんですよ~
このあたりから海水の濃度が変わってくるのか、サガリバナやサキシマスオウノキが多く見られるようになります。
以前のサガリバナピーク時の写真ですが、辺り一面にサガリバナの豊潤な香りが漂っていきます。
もう感動以外の何物でもない気持ちになるはずですよ~
ピークは6月後半から7月の頭くらいまでですが、まだ8月後半でも少し咲いているところも有ります。
深い川から更に遡ると淡水100%の川がまでたどり着きます。
川が浅いのでここからはトレッキングです。
陸地にはたまーにイノシシの足跡が見られます。
過去一回だけヤマネコの可愛い足跡も発見したこともあるので、動物たちにとってここは水場になるんですね~
さらにジャングルが深くなり、虫の声や鳥の声も楽しめます。
岩に生えるコケや足元を横切るトカゲが多くて、いきものの活発な生活も見られますよ。
運が良ければ天然記念物のヤエヤマセマルハコガメも出てきてくれるかも。
とても貴重な固有種です。
逃げ足が速いのでなかなかいい感じで写真を収めることが出来ませんが、出てきたらすぐにシャッター切りましょうね~
最後にマイラ川の最終地点。
滝という程でもないのですが、滝つぼの深さは約2m。
泳いだり、飛びこんだり。
夏の沖縄は水に入らないと耐えられないくらいの暑さの日が多いのです。
おまけに湿気もむんむんですからね。
帰りもカヤックが待ってますのでここで涼を楽しんでいってくださいね~
僕自身がガイドになるきっかけを作ってくれた師匠に最初に連れて行ってもらった素敵な場所です。
いわばアナザースカイ的な感じですね。
以上、マイラ川の紹介でした~
次回はまた違う川や滝、他にも素敵なスポットをご案内いたします。